新生夏組第九回公演「スカイギャラリー」
■主演と準主演
あらすじの段階で、天馬が準主演ためらってるの珍しいな……とは思った。理由的には「リーダー夏組大好きじゃん」って感じでほほえましかったんですけど、ただ、そうなるとこのイベスト、「準主演が主演を支える」って形ではないんですよね……?(準主演として、不調の主演を支えるみたいな流れではない)
まあ、メタ的な話で最終的には天馬が準主演になるから主演の一成を支えるんだろうな~っていうのは理解できる。実際そうだし。ただ、ストーリ―内では一応、準主演が決定したわけではない(夏組は十中八九天馬だと思ってたとしても、天馬本人は本当に自分以外だと思ってる可能性がある)のに、このストーリーなんですよね。
つまり、これは、役者皇天馬ではなく、皇天馬個人が準主演とかそういう肩書すっ飛ばして、友人三好一成のための行動の話なのでは……??ってなって震えてるところです。最初に読んだときは何か胸がいっぱいでそこまで考えてなかった。時間差で気づいて「あ、マジで?」ってなってる。
この辺を踏まえると、天馬が準主演以外にも何かためらってるのもそういうことなのかな~って。
6話の最後で幸くんが天馬を吹っ掛けるというか、こういう時に手を差し伸べるのがリーダーで友達でしょって言って天馬に決意させるんだけど、ここでようやく天馬は「友人として一成のために動く」ことを決めたのかなぁって。天馬は何かACT3になっても一成のこと「友達」って言うのためらってるみたいな描写あった気がするので、準主演として、という立場じゃないのにいいのか……?みたいなこと考えてそう。いいんだよ……。
ただ、今までってわりと、主演を準主演が支えるとか力になるとか、そういう形が多かったから、今回そうじゃない状態で、天馬が一成のためにって動く描写があると「????」ってなるんですよね。これは一個人皇天馬から三好一成に対する感情でいいですか???
まあ、てんかずの人間なので、何らかの意味を見出してるんですけど……。7話の最後で眠れない一成を外に誘う天馬で死ぬかと思った。恐らくこれは夏組全員で仕込んでる(たぶん寝たふりしてる)から、本当に天馬一人で誘ったわけじゃないんだけど……ないんだけどなんでこの役目天馬なんだろう。いや本当に。メタ的な意味ではわかるんだけど、夏組の総意としてなんで天馬なの????どっちか片思いしてる????
■一成と絵のこと
8話で何回目の墓入りですか???って感じでした。
地図読める天馬にびびったし、これで一成のことサプライズで連れて行けるじゃん!!!!って思いました。
ここで一成がSNSでのあれこれを口にできている、という事実に安心したし、天馬のことを信頼してくれてるんだなぁって嬉しくなりました。いえ、信頼してるのはずっと前から知ってるんですけど。その段階というか、心を広げて見せてもいい、深いところに触れてもいいっていう、もっと強い信頼が見えるようになったなぁって。
いやまあ、今回の一成はわりとちゃんと思ってることは言えてるけど……。(5話のバルコニーとか)ただ、やっぱり自分の中でのレベルみたいなものがあって、言えないことはまだまだあるんだろうな。
そんな一成の心を意図せずすくいあげるのが天馬なんだなってシーンじゃないですかここ???デジタルデトックス云々に関しては、天馬本当純粋に自分にとってよかったことを一成に対してしてあげたいって思っての提案なのかなと思ってニコニコしてるんですけど、いやこれ気づいててあえて知らないフリしてる天馬でも好きだよ……。
ただ、個人的に、何も知らないのに大正解を引き当てる天馬大好きなので!!!!そんな男であってほしい。
見晴らしのいい景色を見て、「絵を描きたい」って思う一成が好きです。
心が震えた瞬間に選んだことが、きっと人生の指針で幸福への道しるべだって思ってるから、一成が絵を描きたいって思ったところで、「ああ、一成の心の向かう方向はきっとこっちなんだな」って思ってた。きっと天馬や三角はお芝居で、幸くんはそれを衣装にしたいって思うんじゃないかなぁ。それは何かを生み出すだけじゃなくて、誰かと話をしたいとか会いたい人がいるとか、そういう形かもしれないけど。一成にとっての心の向きは絵を描くことなんだなぁって思う。心が震えた瞬間、自分に芽生えた衝動はきっと幸福の鍵だと思ってるので、一成にとっての鍵があらためてはっきりしたような瞬間なんだなと思います。
それをたぶん、ものすごくよくわかってるのが夏組のみんななんだなぁって思えるから、画材持ってきてくれるところ大好き。真っ先にむっくんが持ってきてくれるのも好き。むっくんは「一成が絵を描くこと」をとても大事にしてくれる……。
■一成と絵と天馬
何の絵を描くかって話で「空の絵」って言う天馬。
5話がここで効いてくる。あの時一成は自分が描いた絵を微妙なものだと思ってたけど、それに対して心を動かすことはできる、オレが証人だって言い切る。何かを言いたげだったのは、きっとあの時「オレはその絵好きだけどな」とか思ってたんだね天馬……。タイミングを逃して言えなかったことを、今はちゃんと言ってくれる。そういうところ好き……。
しかも、言うのが
>「オレの芝居を好きだって言ってくれたように……オレも一成の描く絵が好きだしな」
これ。これですよ。ねえ……もうさぁ……ありがとうございます……天馬がハッキリ言うのが本気度合いを示してるなぁとかもあるけど、天馬の芝居=一成の絵、になってるのがもうさぁ……。天馬にとっての芝居という存在の大きさを知ってるから、それとイコールで語ってくれるの、この上もないほど真摯な天馬の言葉なのでは。そういう風に言ってくれて、ちゃんと好きって形にしてくれてありがとう。
あと、これ一成の気持ちを受け止めた上での言葉なのが好きなんですよ。「お前がオレに言ってくれたように」「オレもお前の絵が好きだ」って、一成に対してめちゃくちゃやさしい言葉じゃないですか。一方的にならない、一成がくれたものをちゃんと受け止めて、その上でお前に言葉と気持ちを返すよっていう……ことをたぶん無意識でしてると思うな天馬……。
■エピローグ①
出たぞ群青の岩絵具。いい値段するからここぞという時に使うんですよね、存じてます。その群青の岩絵具をね、一成の誕生日に贈った男がいるんですよ。皇天馬っていうんですけど。
って感情になりました。おおむね一年前の話ですね!一年越しに伏線回収だよ。
■エピローグ②
パーティーにて
「コネも努力と実力で、みんなに認めさせるんでしょ?」
「――まあな」
ここのやり取りが!!!好きです!!!!
これで終わるの、めっちゃくちゃ好き~!!!!さんざん悩んでたものを乗り越えた、というか、別の意味をちゃんとつけられたというか。
私たぶんここでものすごく思ったのが、「天馬は一成の武器になれる」だったんですよね。何だろ。天馬は意図せず、一成の悩みとか苦しいこととかに別の意味を持ってきて、「こんな風に見えるだろ」って言う。一成はそれを受け取って自分のものにして、自分自身の力に変えていく。
天馬が手を差し伸べてくれるのも間違いじゃないんだけど、天馬の力になり方って、一緒に悩んで寄り添うとかっていうより、一成の内側の力を呼び起こすタイプっていうか。天馬の言葉で、行動で、一成は自分の中の力を知ってそうして立ち上がって進んでいくんだろうなぁと思う。天馬はたぶん、一成のそういうところをちゃんと信じてるんじゃないかなって妄想はしてる。
何かその辺がすごく象徴されてる感じで、「あ、この二人がそろったら未来ってめちゃくちゃ明るいじゃん」という気持ちになって、何かすごく嬉しかった。
たぶん私は、天馬も一成もお互いがお互いの武器になれると思ってるんですよね。武器というか、何だろうか。自分を強くするものというか、弱いところを助ける?ピンチの時に切り抜けるアイテム?何かたぶん、天馬の持ってないところは一成が、一成ができないことなら天馬がっていうのができそうで、お互いが一緒にいるとプラスが増えていくみたいなイメージなのかも。
それでいて、根っこの部分はわりと似てるので、完全な正反対とも違ってるのが面白いところなんですよねこの二人。一成の未来はきっと明るいって思ってるけど、もうこんなの確約されたようなものだし、そこに天馬がいてくれたら、もう絶対幸せになるよなって。何か勝手に幸せを約束された気持ちになったので、ここで終わってくれたのがとても嬉しかったです。相棒感もあって、お互いに受け取り合ったものを知ってるみたいなところも好き。
っていう感じの感想みたいな何かです。
ひとまず今一番思ってるの、初めてのオトモダチ?公演本当にありがとうございましただなって。はー、もう本当夢じゃないかなと今も思ってるけど夢じゃなかった。ありがとうございました。