スウィートホーム・シンフォニー 09話
寝室は、落ち着いた明かりで満たされている。
天馬の自宅から持ち込んだベッドは、一人分にしてはずいぶん広い。ただ、結局は二人で寝ているのでいささか窮屈ではあるものの、どちらも気にしてはいなかった。むしろ、くっつけるからいいよねと一成は嬉しそうにしているし、天馬だって同じ気持ちだ。
ベッドに座った天馬は、静かに台本へ目を通している。しかし、扉の開く音に視線を上げた。寝る支度を整えた一成が入ってきて、「テンテン、まだ寝てなかったんだね」と目を細めている。
「まだ寝るには早いし、そろそろ一成が来るかと思ったんだよ」
「大正解じゃん」
天馬の答えに、一成は嬉しそうに言ってベッドへ近づいてくる。天馬の隣に座ると、大きく息を吐き出した。天馬は読んでいた台本をベッドサイドに置くと、一成へ手を伸ばす。ゆっくりと頭を撫でると、ほっとしたような空気が流れた。
「今日も忙しかったんだろ。撮影の後はテレビ収録で、それからずっと取材だったよな」
「うん。いろいろ聞いてくれたし、面白い話もたくさんあって充実はしてたんだけどね」
言いながら、天馬の肩にもたれかかる。頭を行き来する手のひらがやさしくて、一成はそっと目を閉じた。
自分の話を聞いてくれる人がいることも、それを届けようとしもらえることも、何もかも一成にとっては嬉しいことだ。力の限りに応えようと思っているし、それだけの力はあると自負している。ただ、息つく暇もないような毎日は、さすがに疲れがたまっていた。
「取材とかインタビューとか、マジでめっちゃ増えたな~って。話聞いてもらえるのありがたいし、嬉しいから張り切っちゃうんだけどさ。一日の間に、こんなにいっぱい取材されるのは初めてだから、ちょっと慣れないんだよねん」
取材される経験なら何度もある。ただ、一日の内に何件も、なんてことが連日続いたことはなかった。だから戸惑いもあったし、不慣れゆえの緊張感もある。
疲れた顔は取材陣に決して見せないけれど、少なくとも天馬の隣で無理をする必要はなかった。だから、一成は素直に「ちょっと疲れちゃった」とこぼす。
「――お疲れ。お前が頑張ってるのはよく知ってるから、無理はするなよ」
「うん。テンテンのこといっぱいチャージしたら、元気になるから大丈夫!」
目を開けた一成は、顔を動かして天馬へ視線を向ける。それから力いっぱい告げれば、天馬は「そうかよ」と嬉しそうに笑った。浮かぶ表情はただやわらかくて、こぼれだしそうな愛情が真っ直ぐと伝わってくる。
胸の奥がくすぐったくて、一成の唇にも自然と笑みが浮かんだ。体中の疲れが溶けてゆくような心地に、一成は「テンテン効果、マジやばたん」と思っていた。
「テンテンのことも結構聞かれるんだよねん。てか、MANKAIカンパニーの話になると夏組のこと欠かせないし、そしたらテンテンの話も流れとして出てくるから」
そういえば、という顔で一成が言うと天馬は「まあ、それはそうだろうな」とうなずく。
そもそも、一成の取材が増えたのは「浅き春のカノン」の映画出演が発端なので、共演している天馬のことは話題に上りやすい。加えて、カンパニーと夏組という深いつなががりがあるのだから、天馬についての話が出てくるのは必然と言えた。
「取材内容って意味でもそうだし、取っ掛かりの雑談って感じもあるのかな~。一緒に住んでるって話もいろいろ聞かれるし!」
染井監督の妥協のなさは有名だったし、今回二人が生活を共にしていることは特にかん口令が敷かれているわけでもない。結果として、マスコミの耳にも話は入っているようで、話題の一つとして尋ねられることもしばしばあった。
もっとも、MANKAI寮での共同生活という実績もあるので、そこまで大きな話題というわけでもない。
「もともと、夏組が仲いいのは知っててくれてるからさ。その延長線上って感じで、久しぶりの共同生活はどうですかって聞かれるから、めっちゃ楽しい!って答えてるよん」
それは決して嘘ではないし、天馬と二人で過ごす時間は仲のいい友人との暮らしでもある。だから、二人して気になる映画を見るとかすすめられたゲームをやってみるだとか、わきあいあいと食事の準備をするだとか、そういう友人としての側面を話している。
「――おはようとおやすみのちゅーしてるとか、夜は一緒のベッドで寝てるとか、時間あったらくっついていちゃいちゃしてます、とか言えないかんね」
少しだけ困ったように、眉を下げて一成は言う。表向きはあくまでも友人として、だけれど実際はこれから先の人生を共にする相手として、二人は同じ家で暮らしている。
友人とは違った距離感で、愛を交わす瞬間がいくつだってあるけれど、それを口にすることはできないのだと、天馬も一成も理解している。
罪悪感が一切ないとは言わない。事実として、一成の表情には申し訳なさが漂っているし、天馬だって同じ気持ちだ。だけれど、同時に理解もしていた。それより確かなのは、揺るぎない決意が一つ。
「架空の話を語ることなら、オレたちの得意分野だろ」
天馬は一成の頭を撫でていた手を止めて、するりと動かした。指輪の光る左手をそっと握れば、一成が強く握り返してくる。寝る時は外すことにしているけれど、直前まで指輪をしていることがほとんどだ。
互い違いに指を絡めて、一成は「うん」とうなずいた。
「これがオレたちに必要な物語だもんね」
天馬を見つめる目に宿るのは、強い光だ。
嘘を吐いている。本当のことは言えない。それは、これから先を共に生きるために必要な現実で、自分たちはそうして生きると決めたのだ。罪悪感も申し訳なさも背負って。互いの手を放さないためなら、どんな嘘だって吐くのだと決めたのだ。
互いの瞳を見つめる二人は、どちらからともなく顔を寄せる。吐息を近くに感じてから、やわらかな唇にそっと触れる。短いキスを何度か繰り返して、二人はまたお互いを見つめて笑い合った。
「ちゅーの話とかはできないけどさ。テンテンの話できるのは楽しいんだよねん。今までは、ここまでテンテンのこと話したりはしなかったし」
隣同士で座って天馬に寄りかかった一成が、しみじみした口調でこぼす。
取材自体の経験は何度もあるけれど、天馬の話はせいぜい雑談として出てくるくらいだった。今回のように共演者としてという形であるとはいえ、天馬について語る機会は新鮮だったし、一成にとっては楽しい経験なのだ。
「それはオレもだな。特に一成について話すことはあんまりなかったから」
「だよねん。夏組の話っていうより、テンテンについてこんなにいっぱい話すことなかったもん。オレ、わりといっぱい取材受けてるけど、大体いつもテンテンのこと話してる気がする!」
明日のニュース番組で放映されるインタビューだとか、明後日にの情報番組に寄せたコメントだとか、今週末に発売される雑誌の記事だとか。
これから世の中に出ていく予定の一成の仕事の成果を、つらつらと語る。その数は今までとは比べ物にならないくらい多くて、天馬はあらためて取材の多さを感じ取る。
「本当に取材増えたよな。一成の顔、見ない日がないくらいだ」
「それな! マジでいろんなところから声掛けてもらってありがたいよねん」
「ああ。それに、毎日どこでも一成が見られるのは嬉しい」
雑誌や新聞、各種Webメディアにテレビ番組など、あらゆる媒体で一成は取り上げられている。おかげで、何かしらにアクセスすれば一成の姿を見ることができるので、天馬は密かに喜んでいた。どこを見ても一成がいるのは、純粋に胸が躍るのだ。
力強くきっぱりと言い放たれた言葉に、一成は少しだけ目を瞬かせてから、イタズラっぽい表情で問いかける。
「毎日見てるのに?」
「毎日見てても」
重々しい肯定に、一成は笑い声を弾けさせる。
二人は同じ家で暮らしているし、今は映画の撮影で同じ現場にいることがほとんどだ。誇張なく毎日顔を見ているのに、天馬は多様なメディアに一成が出演していることが嬉しい、と言う。いつでもどこでも、一成の姿を目にすることができるから、と。
「テンテン、オレのこと大好きじゃん」
「そうだぞ。知らなかったか?」
「知ってた!」
軽やかに答えると、一成は体の向きを変えてぎゅうっと天馬に抱き着いた。大好きの気持ちがあふれだして、じっとしていられなかったのだ。
浮き立つ気持ちのまま、鼻をすり寄せてそのままキスをする。天馬は一成の腰を抱いてキスに応えた。さきほどのついばむようなキスよりも、長く唇を合わせる。やわらかな感触を楽しむように、互いの唇を食むような口づけだった。
「――でも、あんまり取材が多いから無理しないように、っていうのだけが心配だな」
唇を離した天馬は、熱っぽい吐息とともにつぶやく。一成は苦笑を浮かべながら、天馬の隣に座り直した。つないだ手はそのままで。
「テンテンってば心配性~」
「妥当な心配だろ。実際取材だけでも相当な数になってるし、そこに加えて他の仕事のスケジュール調整だってある。現状ならともかく、これからまだ仕事が増えるならフリーランスを続けるのは無理があるだろ。一時的でもいいから、事務所に入った方がいい」
真剣な口調で告げられた言葉がもっともなものであることは、一成も理解している。今はまだ破綻していないけれど、さらに仕事が増えていけばいずれ立ち行かなくなる可能性はある。
映画に関した取材の申し込みは目に見えて増えているし、メディアへの露出にともない、日本画家やデザイナーとしての仕事依頼も比例して増加していた。この調子で行けば、さすがに一成の処理能力を超えてしまうだろう。
だから、事務所に所属してマネージャーをつけてもらった方がいい、というのはもっともな提案だった。
ただ、一成の仕事は各方面に渡っているし、一成自身が自分のことは自分で決めたがる性分だ。単なる役者としてのノウハウだけでは立ち行かないし、一成の性質も理解してもらう必要がある。事務所に所属することで自由に動けなくなっては意味がない。
だけれど、そんな都合のいい事務所が、すぐに見つかるとは思えなかった。
「もっと前から探しとけばよかったんだけどさ。オレの希望が叶いそうな事務所、今から探すの難しいと思うんだよね~」
天馬の言葉はもっともだと思うし、事務所に所属した方がいい、ということはわかっている。だけれど、そんなに上手くはいかないだろう、という気持ちで言うと天馬が「何言ってるんだ」という表情を浮かべる。訝しんだ空気のまま、一成に向かって言った。
「うちがあるだろ。お前のことならよくわかってるから、ある程度は自由にさせてやれる。役者以外のジャンルについては多少の勉強は必要になるだろうが、お前の仕事自体は知ってるから対応もできるはずだ」
さも当然のような顔で告げられた言葉。一成とて、その可能性は考慮に入れていたから予想外というわけではなかった。だけれど、素直にうなずけなかったのは、天馬の好意を利用してずるをしているような気がしてしまうからだ。
皇事務所というのは、誰もが簡単に所属できるような事務所ではない。芸能界でも抜きんでた才能の集まる場所だ。オーディションやスカウトなどで、「これは」と思った人間にだけ門戸が開かれるのだ。天馬と親しいから、という理由だけで事務所に所属するなんて、ずるいことをしているとしか思えない。
そんなようなことを言うと、天馬は呆れたように息を吐く。それから、ぎゅっと一成の手を握って言った。
「大体、これから先映画関係でオレとの仕事が増えるだろ。主演同士だ、一緒に取材を受けるだけじゃなくて、テレビやら何やらメディア出演も多くなる。だから、一緒にスケジュール管理した方が楽なんだよ」
「それはそうかもしれないけど」
うなずきつつも、一成は素直に「うん」とは言えない。だって、それはあくまで役者としての領分の話であって、他の仕事は無関係だ。それなのに、他の仕事も含めて管理してもらうなんてことをしてもらうわけにはいかない。
天馬は一成の反応に、眉を下げて困ったような表情を浮かべた。しかし、それは本当に困っているわけではなく、可愛らしいワガママを聞くような、そんな表情だった。一成を見つめる目は、どこまでもやさしい。
「そうやって渋るのは一成らしいけどな。でも、うちの事務所くらい利用しろ。確かに、オレとの関係が理由ではあるから、コネかもしれない。だけど、それだってお前は実力と努力で周りに認めさせるんだろ」
きっぱりと放たれた言葉に、一成は弾かれたように天馬を見つめた。
楽しそうに浮き立つような表情で。だけれど、どこまでも真摯な空気をたたえて。真っ直ぐと告げられた言葉を、その意味を一成は知っている。
今より年若い天馬が届けてくれた。強い意志で、未来に向かうまばゆさで、一成にかけられた言葉は、あの時からずっと胸の内で輝いている。
だから、一成は「そうだ」と思う。
忘れていたわけじゃない。だけど、忙しい毎日にまぎれてどこか遠い記憶になっていたのかもしれない。たった今告げられた言葉で思い出す。胸の内に光を、炎を灯す。
たとえ天馬との関係が理由だったとしても、自分の持つものの全てで応えればいい。どんな声だって跳ね返してしまうくらいに、成し遂げたものを答えにすればいい。それができるのだと、天馬は一成を信じている。
真っ直ぐと受け取った一成は、天馬を見つめて口を開く。
唇に浮かぶ笑みは、心からあふれ出た気持ちだ。そうだ。ずっと前から決めている。オレならできると知っている。テンテンと一緒に歩いていくオレは、未来を生きると決めたオレなら。
「うん。オレの力で、ちゃんと認めてもらえばいいんだよねん」
晴れやかな笑顔でうなずくと、天馬が満足そうにうなずいた。それから、「大体」と言葉を続ける。この世の真理を語るような、当然のことを口にするといった様子で。
「お前はオレの人生の一部なんだぞ。オレの人生と一緒なんだから、お前の面倒見るのはうちの事務所の仕事の内だろ」
だから別に一成が悩む必要はない、と断定する。その言葉には一切の迷いがなくて、天馬にとっては何一つ疑いのない事実を語る口調だったので、一成はけらけらと笑い出す。
「そっか、そうだよねん。さすがテンテン、オレの人生込みでテンテンだもんね!」
人生を共にすると決めた。天馬の生きていく道には一成が一緒で、一成のこれからには天馬の居場所がある。それは当たり前のことだから、一成の仕事に関して皇事務所が請け負うのは当然だと思っているのだ。
普段は、一成の意向を尊重しているから取り立てて皇事務所に入るよう言うつもりはなかったけれど。必要ならば、皇事務所の力を借りるのは天馬にとって何ら不思議なことではないのだろう。
「ああ、そうだ。だから、必要ならいくらでもうちの事務所を利用しろ。万全のサポートをしてやる」
「さすが皇事務所、頼もしい~!」
からかうように答えながら、一成は隣の天馬に体を寄せる。たくましい腕や肩にもたれかかって、つないだ手に力を込める。
温もりを分け合って、隣同士で寄り添って生きていくのだ、という事実を一成は噛み締めた。テンテンの人生にはオレがいるんだな、とあらためて思えば胸の奥がくすぐったくて唇からは勝手に笑みがこぼれてしまう。
天馬はそれに気づいて、同じような笑みを浮かべている。空いた手で、やさしく一成の頭を撫でるとそっと口を開いた。
「そろそろ寝るか。明日も早いし、今日も疲れただろ。帰ってきてからも作業してたしな」
「今制作の依頼ないから、試したいこといろいろやってみてるんだよねん。油彩風の表現追求とか、色縛りとか時間指定ありの制限つき制作とか」
もともと一成は、絵を描く息抜きのために絵を描く人間だ。現在日本画の制作は請け負っていなくても、まったく絵筆を握らないわけではない。もちろん、デザインスケッチといった仕事としての絵も描いてはいるけれど。
「画題的にも面白いかなって思って、クロッカスの絵も描いてるんだよねん。どんな絵なのかな~っていろいろ考えるの楽しくて」
面白そうに言うのは、映画での鍵となるクロッカスの絵である。撮影日に間に合わなかった絵は現在も鋭意制作中ということで、まだ誰もその実物を見たことがない。クロッカスの絵がメインとなる撮影シーンは来月を予定しているので、その頃には完成するだろう、ということだった。
そういうわけで、一成は想像上であれこれと自分なりにクロッカスの絵を描いているらしい。日本画としての探求心もあわさって、趣味の絵をあれこれ量産しているのだ。
表現方法としての試行錯誤に加えて、制作過程についてもあれこれと新しく挑戦を繰り返すのは、さすが一成だな、と天馬は思う。
ただ、それゆえ根を詰めてしまうこともある、ということはよくわかっていた。だから、自分にできることは何かないだろうか、と天馬は考える。一成のためになることがしたかったのだ。
「よく眠れるらしいし、この前九門からもらったプラネタリウムでも出すか」
思いついた、といった調子で言うのは引っ越し祝いとして贈られた家庭用プラネタリウムだ。MANKAI寮で過ごしている時もたびたび星空を楽しんでいたし、その時は九門が率先して操作していた。
その関係からか、九門はプラネタリウムについてはカンパニーでも詳しい方だ。なので、天馬と一成に「これ、おススメだよ!」と言って本格的なプラネタリウムを贈ってくれた。
「部屋で星見られるとか贅沢だよねん。天井白いからしっかり投影できそうだし、くもぴにマジ感謝!」
ぱっと華やぐ笑みを浮かべた一成は、「飲み物とか用意すればプラネタリウムカフェできるじゃん?」と楽しそうだ。ワクワクとした調子で、星モチーフのお菓子とか飲み物用意して、コップとかも宇宙系にしたらいいかも、とつぶやいている。
「今日は遅いからやんないけどさ。また別の日に、プラネタリウムカフェやろ!」
「そうだな。リビングならもっと広く投影できるかもしれないし、結構面白そうだ」
「でしょ? オレめっちゃ張り切っちゃうかんね!」
「ものすごく本格的になりそうな気がする」
「当然っしょ!」
弾むような会話を交わしてから、一成はやわらかく笑う。ふわふわとした雰囲気で、何かをそっと抱きしめる様子で。天馬が視線で笑みの意味を問えば、一成は内緒話をするような素振りで答えた。
「こうやってさ、思い出が増えてくの嬉しいなって。プラネタリウム見たら、一緒にベッドで見たねとか、カフェっぽいのやったよね、とか。そうやって言えることが増えるの、嬉しい」
やわやわとにじむ光のような声で、一成は言う。それを受け取る天馬は、やさしい声で「そうだな」と答えた。心の底からこぼれたような、思いの全てを込めたような、そんな響きで。
何でもない毎日が、ありふれた瞬間が、思い出になっていく。それがきっと二人で暮らすということだ。ささやかな日々を二人で営んでいくことだ。言葉にせずとも、天馬も一成も同じ思いを抱いている。